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2015年 04月 02日

インドネシア/アチェ・ゲガラン入荷

エチオピアやケニアなどと並び、産地独特のテロワールを色濃く醸し出す
スマトラ島北部のマンデリン。
特にその中でもアチェ特別自治州で作り出されるマンデリンアチェは、そ
の品質の高さと、フレーバーの複雑さで世界中のコーヒー愛好家から注目
を受けています。
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ゲガラン地区は、アチェ州の中でもゲガランのタワール湖の東部に位置し
ています。ここに集まる農家は、皆で小さなコーヒーチェリー集積所を管
理しています。ここにはコンパクトではありますが、屋内乾燥場やパルパ
ー(脱果肉除去機)など、生産処理には欠かせない機械が設置されています
収穫されたコーヒーは、農家と信頼関係で結ばれたコレクターに渡され、
他の地域と混ぜないように精選工場に運ばれます。生産処理は、伝統的な
スマトラ式。集められたチェリーは、パルピング後6時間程度ドライファ
ーメンテーション、その後2~3日ほど天日乾燥を行い、水分値が45~4
7%の状態で脱穀し天日で再度乾燥をしています。こうする事で、マンデ
リン特有の深緑色の生豆が出来上がります。
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その後、メダン市にある専用の特別工場にて、比重選別、スクリーン選別
を行い、さらに最終工程はハンドピックを施してこのスペシャルロットが
作り上げられています。
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アチェ(Aceh)の言葉の由来は、スマトラ島最北部で交易の拠点でもあった事
からAsia、China、Europe、Hinduといった様々な地域・文化を表す言葉の
頭文字を表していると言い伝えられています。この言葉どおり、コーヒーの風
味特性も明るい酸をベースに個性的で様々な風味を有したコンプレックスなフ
レーバーを兼ね備えています。
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インドネシア・アチェの小農家より今年の新しいラインナップとしてゲガラ
ンを買付けました。
当店で現在販売中の人気の高いアルールバダ同様に酸の質があり、インドネ
シアのスペシャルティコーヒーとして恥じないクリーンで明瞭なカップです
フレーバーは非常に複雑な印象でレッドアップルのような熟度の高いフレー
バーにカルダモンやマスカットのような爽やかなフレーバーも感じます。
温度の高いカップ前半は、粘性を感じるほどコクのあるマウスフィールを感
じ、徐々にスムースな印象に変化したように感じました。
新しいマンデリンをぜひご賞味下さい。

※新しいコーヒー豆リストを送付させていただきます。
その旨お知らせ下さい。 
FAX:0166-57-4545
Mail:sarasakan@camel.plala.or.jp  


by sarasa-kan | 2015-04-02 04:05 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 27日

ブラジル/ジアマンチーナヨシマツのフレンチ新発売

ブラジル/ミナスジェライス州の世界遺産の町ジアマンチーナに吉松農園
はあります。
この地域は,雨が少ないということでナチュラルコーヒー収穫にとって非
常に適しています。
中煎りでも味に深みがあり、ブラジルコーヒー本来の美味しさが楽しめる
のですが、今回はあえてフレンチタイプに仕上げてみました。
豊かなコクと苦味,そして,チョコレートの様な甘味が口の中に広がりま
す。
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パンチのきいた苦味のコーヒーがお好きなお客様にはオススメです。

by sarasa-kan | 2015-03-27 13:46 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 24日

ブラジル/アグア・リンパ ナチュラル 

アグアリンパは、南ミナスの都市ポッソス・デ・カルダスのグラマ・バレー
に位置します。この地は、ブラジルでは比較的高地に位置し、肥沃な火山性
ミネラル土壌、温暖な気候とコーヒーを生産する上でこの上ないマイクロク
ライメットを有しています。中でもアグアリンパ農園はCOEも受賞する優良
な農園として広く知られています。
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農園の起源は約100年前。彼らの一族によって所有され、生産及びに当時
としては最先端のパティオ、機械室、そして農舎が建てられました。現在は
ノゲイラ夫妻とその子供たちが、高度な技術を持って高品質なコーヒーを生
産する事を伝統として受け継いでいます。栽培品種は、イエローブルボン・
ムンドノーヴォ・カツアイと多岐にわたって植樹されています。苗木は、そ
の土地に適合するようにと、他国や他エリアから直接持ち込む事はせず、こ
のエリアのこの土壌で採取された種子から育てています。
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また、高品質なコーヒーを継続的に生産するためには環境に配慮する事が重
要であるという考えから、周囲の自然林と河川を保護し、ポッソス・デ・カ
ルダスの肥沃な土壌と豊富な水源を守りながら、その恩恵を享受しています
 COE受賞なども経験しながら、近年は従業員や地域に暮らす人々の生活水
準向上にも意欲的に取り組み、公共のサッカー場の建設やレジャー施設やク
ラブを設け貢献をしています。 
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明るくパインアップルのような酸の質を持ちながらも、熟度の高さも相まっ
て円熟な味わいを感じ、甘い余韻の長さも特徴的です。 

by sarasa-kan | 2015-03-24 04:09 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 22日

コロンビア/ホアキン・オルドネス入荷

カウカ、ナリーニョとならびコロンビア南部でもっとも重要な産地ウイラ。
この地方はマグダレナ川が流れる山脈地帯の谷合に位置しています。
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高地で育まれたこのコーヒーは、品質の高さで有名となり、小規模生産者によっ
て生み出されるウォッシュドコーヒーは、ここでしか味わうことのできない、素
晴らしいフレーバーであふれています。
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メインクロップは9月~2月、ミタカ(サブ)クロップは3月~4月にかけて収穫
され、熟度の高いチェリーだけを丁寧に摘み取り、栽培品種のセパレーティング
も行っています。収穫後は手動でパルピングを行い、24時間のファーメンテー
ション、その後15日間のパラボラ(放物線状)型ベッドでの天日乾燥とそれぞれ
の工程で細心の注意が払われています。
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農園は42年前からスタートし、オルドネス氏は初代になります。
『適切な事を、適切な時期に行う』をポリシーに、農園には約6000本の木が
植えられ、定期的なカットバック、土の育成など基本を大切にした生産を心がけ
ています。
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家族写真に写るポスターは、息子さんのホセ・ホアキン・オルドネス氏の記事。
ウィラでコーヒーのインストラクターをしているホセ氏は、2014年のコロン
ビアのカップテイスターチャンピオンとして世界大会にも出場した一家の自慢で
す。

甘さとマウスフィールの質が非常に高く、またウィラの華やかなフレーバーを持
ったカップでした。

*今回は入荷少量の為、限定販売となります。

by sarasa-kan | 2015-03-22 05:10 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 19日

パナマ/レリダ農園入荷

レリダ農園は、パナマで初めて海外に輸出をされたコーヒー農園として知られている
ボケテエリア位置する伝統ある農園です。バル火山の裾野1800mという標高は、
ボケテでも1位2位を争う高い標高をもつ農園として非常に有名で、しなやかな質感の
中に上品でトロピカルフルーツ系のフレーバーが重なるような上質なコーヒーを生産
しベスト・オブ・パナマなどでも知っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか
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 レリダ農園の歴史は古く、1900年初頭まで遡ります。当時、ドイツ・ドレスデンの
ロイヤルカレッジを卒業し、ノルウェーのエンジニアになったトーレス・バッチ・モニ
ーク氏は、エンジニアとしてパナマ運河の建設の為、パナマに赴きます。そして、パナ
マ運河の巨大なドッグや、緊急ハッチの建設に携わっていました。
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パナマ運河の高温多湿の環境を避け、療養の為ボケテを訪れたのが1911年。年間を通
して自然豊かな草原と熱帯林に囲まれた土地を気に入り、1924年、妻のジュリアさん
と移住を決心し、レリダ農園が開かれました。1929年、エンジニアをしていたつな
がりや、出身などの巡り会わせもあり、レリダはパナマ産のコーヒーとしては初めて、
ドイツへ輸出されます。これを機に、ヨーロッパでのパナマ産のコーヒーが高く評価さ
れ大きな影響を与えたと言われています。また、当時の買い付け価格のおよそ3倍もの
価格で取引されたという記録も残っており、当時から高い評価を受けていた事実を伺い
知ることができます。
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そんな中、パナマ運河建設において当時大きな問題の1つとされていたマラリア。実は、
当時のパナマ運河建設計画は、2度目。1度目は1880年にフランス政府の後押しで
始まりますが、黄熱病やマラリアの影響で多くの犠牲者を生み1889年に1度打ち切
られました。その後、ワクチンや蚊対策などを徹底的に行いトーレス氏が派遣された2
度目の建設計画が進みました。しかしながらトーレス氏も重傷にならなかったものの幾
度もマラリアに感染し療養を余儀なくされます。
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また、彼はエンジニアとしての技術を活かし“sifon”という選別機を考案、特許も獲得
しました。この選別機は現在も世界中のコーヒー生産者に使われており、フィンカレリ
ダの生産処理においても、もちろん使用されいます。当時から優れた品質のコーヒーを
生み出す為に努力を惜しまない姿は、今のスペシャルティコーヒーの流れを先読みして
いたのかもしれません。レリダ農園は、現在チアリ・ファミリーによって管理されてい
ます。
コーヒーの栽培管理、農園周辺の原生林の保全を行い、農園の中央に位置するホテル『
Hotel Boutique Finca Lerida』に訪問者の為の滞在設備を設け、ボケテで最も伝統が
あり、クオリティ技術の高い有数の名農園として知られています。
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レリダは、非常にフルーティなフレーバーとクリーンなカップが特徴的です。チョコレ
ートのような甘い余韻があり、焼きわけでも多様な印象を感じます。少し焙煎を進めま
すとベイクドアップルのようなフレーバーで甘さを強調したカップに感じました。
 

by sarasa-kan | 2015-03-19 08:13 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 18日

グアテマラ・サンタ・クルス農園入荷

このサンタ・クルス農園には、17世紀から18世紀にかけてのスペイン統治時代
の遺跡が残っています。
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またアンティグアには珍しい急勾配の地形にあり、丘を登ると市内を見下ろせる最
高の「隠れビュースポット」にたどり着きます。
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農園面積は15ヘクタールと非常に小さく、今までは単一農園としてではなく、アン
ティグア・ブレンドとして世に出回っていました。火山のミネラル分を多く含んだ
土壌は農業技師達を驚かせました。
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さらに農園内のコーヒーは90%以上がティピカ種、ブルボン種の原生種で構成され
ており、独自の澄んだフレーバーを醸し出します。
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これらの特徴がスペシャルティコーヒーの諸条件を満たしているため、今回の単一
農園としてのデビューとなりました。 スーパーテロワールのコーヒーを是非ご賞
味ください。 

オレンジやチェリーのような酸を複雑に感じ、特徴的だと思いました。また、マウ
スフィールも良好で、アンティグアの特徴を感じやすいコーヒーだと思います。 

by sarasa-kan | 2015-03-18 15:44 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 16日

エル・サルバドル ルス・ステラ入荷

ルス・ステラ農園は元航空機パイロットであったマリオ・ロセンタル氏が
代表を務めるCustodi SA社によって所有、運営管理が行われています。
長年コーヒー農園を持つことが夢であったマリオ氏は30年がかりでつい
にこの農園を取得し、コーヒー栽培に携わることができました。
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農園のニックネームである“LZ 1776”はカップ・オブ・エクセレンスに
入賞した時のロットが栽培されていた標高を記念したものです。
アグロバイオと呼ばれる農園管理により、ルス・ステラで育まれるコーヒ
ーチェリーは樹齢80年以上の古木達が生み出す霧に祝福され、土壌は様
々な樹木の栽培に適した特性を備えています。
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イラマテペック火山の噴火にも耐えた巨大なオークのシェイドツリーは常
にコーヒーの木を守り続け、エルサルバドルに継承された、最も有名な“
ブルボン種”を生み出しています。
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また農園名は90歳近くまで生き、高標高の高品質コーヒーを求めてやま
なかったマリオ氏の御母堂の名前をとって名付けられました。

COE入賞以後も、非常に高品質なコーヒーを継続して生産する意欲に満ち
たルスステラ農園。
複雑な果実味を帯びたフレーバーが非常に特徴的だと感じました。

by sarasa-kan | 2015-03-16 08:39 | *スペシャルティコーヒー
2015年 03月 15日

ケニア カグモイニAB入荷

生産されるコーヒーの品質が世界で最も優れている国のひとつという評価
を得ているケニア。
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ナイロビの北西部、ちょうどマウントケニア国立公園とアバーデア国立公
園に挟まれた山岳地帯の麓にニエリ地区はあります。ニエリ地区は、その
濃縮されたフルーツのような風味特性が評価され、ケニアの中でも人気の
高いエリアです。
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カグモイニ・ファクトリーは、ムガガ農協に属するウォッシングステーシ
ョンで、近隣の5つの村に住む約1000人のファーマーで構成されてい
ます。
彼らは、コーヒーの他紅茶やコーン、バナナなども同時に生産しています
ムガガ農協は、他にもガティナ、ガスグ、ケイニ、キアマバラの4つのフ
ァクトリーを管理しています。
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生産処理は、伝統的な水洗発酵処理が行われ、4つ所有するパルパーを使い
果肉除去がされます。そして、主たる水源として近隣を流れるルイル川から
引いた冷涼な水でミューシレージの発酵除去が行われています。また、カグ
モイニファクトリーは、国の行政機関からスタッフを派遣してもらい技術指
導を受け、また一方で教育環境の改善を図るなど、高品質なコーヒーの生産
と生活環境の向上に常に努めています。
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ライムシロップのような爽やかな甘さを感じ、フレーバーも思わずハッとす
るような華やかなフレーバー。是非、お試しいただきたい逸品です。

 

by sarasa-kan | 2015-03-15 11:43 | *スペシャルティコーヒー
2015年 01月 17日

ドミニカ/プリンセサ・ワイニーナチュラル入荷

以前にも取り扱いのあったドミニカのプリンセサ・ワイニーナチュラルが
再入荷しました。
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スペシャルティコーヒーの栽培に取り組むアルフレド・ディアス氏はドミ
ニカに生まれ、幼少のころにアメリカへ移住、年月を経て故郷ドミニカに
戻り、帰郷10年目にハラバコアに移り住みました。ハラバコアの美しい
環境とその土地で行われているコーヒー栽培に惹かれたアルフレドは19
89年に農園を購入。高品質なコーヒーの生産に一身の情熱を傾け、栽培
方法の改良に取り組んできました。
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カリブ海に浮かぶイスパニョ-ラ島。この島の東部がドミニカ共和国で、面
積は九州と同じくらいの小さな国です。
この島にコーヒーがやってきたのは18世紀の初め頃で、中南米の中でも最
初の頃にコーヒーが導入されたのがこの島でした。2009年、従来のドミ
ニカコーヒーのイメージを一変させてくれる出会いがありました。すっきり
としたカリブ海コーヒーの特徴を持ちながら、ライムのような香りをもつド
ミニカのスペシャルティコーヒーです。
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2007年にドミニカのコーヒー協会(CODOCAFE)主催の品評会で第2位を受
賞したのもうなずけるクオリティです。
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『プリンセサ』。これはスペイン語で『プリンセス』を意味していますが、
フリーウォッシュドは、この名の通り、ライムのような上質な酸質、シトリ
ックなフレーバーが名に恥じない味わいを感じさせてくれます。
こちらのワイニーナチュラルは、より円熟味を増し、ハッとするほど華やか
なナチュラルフレーバーを感じます。

by sarasa-kan | 2015-01-17 14:10 | *スペシャルティコーヒー
2014年 12月 01日

エル・サルバドル サン・ブラス農園入荷

“サンタアナ”とも呼ばれるイラマテペック山の高地に位置するサン ブラス
農園は以前から品質に関して定評があり、2004年よりモンテ・サンブラス社
によって運営されています。
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原生林の中で栽培されるサンブラス農園のコーヒーは、適切な手入れを行い厳
選することで類まれなカップクオリティーを誇っています。
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またここでは“Agobio”と呼ばれる特殊な生育を行っており、新芽の萌芽を促
進するために木をしなだらせるなど斬新な手法にも着手しています。
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サン ブラス農園は122ヘクタールの農地、1710mの高度、肥沃な火山灰土とい
ったコーヒー育成において最高の環境を有しています。2005年にはイラマテペ
ック火山噴火のダメージもありましたが、逆にミネラル豊富な火山灰土が堆積す
る事により更なる品質の向上が見られました。

煌びやかな印象でクセなく飲みやすい豆なのではないでしょうか。クリーンカッ
プも十分と思います。

by sarasa-kan | 2014-12-01 11:54 | *スペシャルティコーヒー