カテゴリ:*スペシャルティコーヒー( 276 )

インドネシア マンデリン ポルン アルフィナー

北スマトラ州 トバ湖南西に位置するポルン地区。弊社ラインナップのブルーバタックに替わる銘柄として、安定的なクオリティと心地よいアーシーな風味を求め2016年冬にこの地区を訪れました。
この地で、チェリーを集め、乾燥場を切り盛りするアルフィナー ・ルンバンガオル氏は、近隣の生産農家約250件を1軒1軒回り、良質なパーチメントを厳選して買い付けると共に、品質向上の手助けをしています。こうして彼の努力で集められたパーチメントは、他のエリアと混ざることなく安定的なクオリティとその向上、地域の活性化を目指しています。
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リントン地区においては、一般的にシェードツリーを植える例は多くみられませんが、アルフィナー氏はアチェ地区を参考にラムトログン(マメ科植物)を植え始めました。これは、土壌の保水性・旱魃のダメージを軽減しようと試みるだけでなく、苗木を多く植える為に、シェードツリーによって土壌・生育環境の安定化を図ってのことです。
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また現在、地域全体の品質底上げを狙って、糖度の高いチェリーから苗木を作り、約50軒の農家に配るプロジェクトを始めました。この中にはブルボン種やティピカ種を限定し新たに植え始めた農地もあり、プロジェクトが成功すれば周りの農家も協力してくれると期待を寄せています。
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アルフィナー氏は、3年、5年と長い時間を見据えて、将来も良質なマンデリンを絶やすことなく、また より高い品質の向上を目指し取り組んでいます。地域と共に成長を目指し、小さいながらも、確かな一歩を踏み出しています。
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カップクオリティも申し分なく、元来のマンデリンコーヒーに求めるアーシーさに加えて、厚みがありヘタらないマウスフィール、甘さの質感が申し分なく楽しめると思います。重厚で独特のエキゾチックさもあり、非常に立体的な風味だと感じました。
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by sarasa-kan | 2017-12-02 01:54 | *スペシャルティコーヒー

ブルンジ ブジラ・ウォッシングステーション

隣国ルワンダ同じ規模の国土を有するブルンジのコーヒーは同じブルボン種というコーヒーが育まれながらも、その多様性においてルワンダを凌駕するとも思える様々なキャラクターをもったコーヒーが生まれています。
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ブグラウオッシングステーションは首都ブジュンブラより北部の地域、カヤンザにあり、CWS周辺の3000に及ぶ生産者のチェリーを生産処理しています。CWSのオーナーは周辺農家と協力し、更なる品質の向上を最適な農業技術を模索、適用することで達成しようと日々努力しています。
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きれいな水資源で比重選別されたチェリーは18時間の発酵工程を経て、伝統的なアフリカンベットで注意深く乾燥されます。そうしてもたらされた美しいグリーンビーンはケニア、ルワンダとはまた違うブルンジならではのテロワールを表し、芳醇なフレーバーを湛えています。
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by sarasa-kan | 2017-11-23 07:15 | *スペシャルティコーヒー

グアテマラ エスペランサ ラ・ベガ

その年採れたグアテマラの最高のコーヒーを決める国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」にて、毎年のように優勝争いを演ずるのが、このエスペランサ農園です。
農園が位置するのは首都グアテマラシティから車で6時間。メキシコとの国境の近くに位置するウエウエテナンゴのオハ・ブランカ。周辺には、世界で有名なライバル農園「エルインヘルト」など数多くのスペシャルティコーヒーの生産者がおり、まさにグアテマラ・スペシャルティコーヒーの聖地のような場所です。その中でもエスペランサ農園のクオリティの高さは、世界中のコーヒーバイヤーを魅了しています。
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1956年に先代エレオドロ・ヴィジャトロ氏の手でエスペランサ農園が始まりました。当時は道も悪く、馬の背にコーヒー豆を積んで、ウエウエテナンゴ市まで何日も掛けて歩いて売りに行ったそうです。息子のアウレリオ氏は、メカニックとして働いた後に、経験を活かすべく、1986年に自身が生まれたエスペランサ農園に戻ってきました。今は息子のアウレリオ氏が中心になり、孫のジネルやクリスタベルも加わって、3世代にわたってコーヒー生産に取り組まれています。
60年前には、わずか1Haだった小さな農園も、献身的に農園管理をした事で少しずつ生産量を増やし、高品質なコーヒーを提供する姿勢とその卓越したクオリティをもって、現在では自然林と共に、ラ・ベガを含めて周辺にいくつかの農園区画を所有するまでになりました。
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エスペランサ農園では洗浄後のパーチメントを乾燥させる前にもう一度「ピラ・デ・レモホ」と呼ばれるソーキングプールに24時間浸します。こうすることにより豆全体の水分バランスを整え、カップに非常に丸みを帯びた味を生み出すといいます。
ミルを囲む2つの山からの豊かな水資源、粘土質の土壌、豊富な雨量と山風など、豊かな自然の恩恵を受けながら、絶えず素晴らしいコーヒーが生産されています。
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透明感がありながら柔らかい酸の質感、甘さが特徴的でした。おそらくは、ソーキングの影響がカップに表れており、一般的なグアテマラに感じるようなレッドワイン系のフレーバーとは異なる風味特性を有しているのだと思います。
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by sarasa-kan | 2017-11-22 05:05 | *スペシャルティコーヒー

エルサルバドル サンタリタ ブルボン

サンタ・リタ農園はエル・サルバドル西部ソンソナテ州のサンタアナ火山の裾野に位置しています。
この農園は火山灰土壌に加え、シェード・ツリーの落葉が腐葉土を作り出すことから土壌環境は良く
高品質コーヒーを栽培するのに適しており、ここにブルボン、パカス、パカマラと全てブルボン系品種が栽培されています。

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サンタリタ農園では、農園でもっとも標高の高いエリアでブルボン種が育てられ、毎年良質なコーヒーを生み出しています。また、エルサルバドルでは伝統的に、シエードツリーの下でじっくりと赤紫色に成熟したチェリーを収穫しています。熟度が高く成熟されたチェリーからつくられるウォッシュドコーヒーは、明るさや爽やかさに加えて、フローラルなフレーバーを有し、エルサルバドル独自の風味特性が生み出されます。


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レッドアップルのような爽やかで甘みの伴う風味を感じました。アフターテイストは、甘みが持続する印象よりも、爽やかに抜けていくような心地よさを感じます。
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by sarasa-kan | 2017-11-21 13:22 | *スペシャルティコーヒー

エルサルバドル シャングリラ農園

シャングリラ農園のオーナーであるファン・カルロス・グレッグ・メサ氏は、家族の伝統を重ん
じながらコーヒーを生産するニュージェネレイションの代表です。彼の家族は70年以上コーヒー
生産していますが、彼が24歳の時に、祖父から受け継いだ14ヘクタールの農園を契機にコーヒ
ー生産に没頭し、シャングリラ農園を購入するにいたりました。
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品質に対する彼の熱意と情熱が、COEのコンペテションに挑戦を続けさせ、入賞の経験もありま
す。これは、美しいシャングリラ丘陵地帯に家を建てて住んでいる8人の労働者とその家族のお
陰でもあります。コーヒー農園はシェイドツリーに覆われ、多種の多様な野生動物や野鳥の住処
になっています。シャングリラ農園では、ファン・カルロスの品質に対するこだわりにより、チ
ェリーの熟度がピークのものだけピッキングして、生産処理が行われます。
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もちろん、労働者とその家族の生活を向上させることも忘れてはいません。そうして、スタッフ
との二人三脚での努力の先には、彼が目指す景色があるはずだと信念を持ってコーヒー生産に従
事します。それは自分のコーヒーが、エルサルバドルを代表する最高のコーヒーとして、世界のコ
ーヒーショップに並び、消費者に愛飲させること。COEウィナーとして一歩ずつ夢に近づきながら
その日を待ち望んでいます。
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アフターテイストにオレンジビールのような心地よいビター感を感じました。

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by sarasa-kan | 2017-03-08 05:05 | *スペシャルティコーヒー

ルワンダ /シンビ

シンビ・コーヒーウォッシングステーションは、ルワンダ南部州にあるフエ(Huye)市のシンビ地区
に位置するウォッシングステーションです。このフエという行政区は、ルワンダ第二の都市で学術
都市と言われるブタレを中心に、コーヒー生産が盛んなマラバ地区などを包括しています。シンビ・
コーヒーウォッシングステーションは、ウォッシングステーションの位置するシンビ地区を中心に、
隣接するマラバ地区・ソヴ地区に暮らす約250の小規模生産者(6割が女性生産者)からなるインベレ
ヘサ農協からチェリーを集めています。
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ステーションの運営が本格的に始まったのは2013年。現在のオーナーのアブドゥル・ルダフング
ワ氏は、それまでコーヒー生産者と実業家の二足のわらじを履いていました。当時、COEの開催な
どを契機に、ルワンダ産コーヒーの品質が世界中に認知され、政府の支援プログラムの下で増産の
プロジェクトが動いていました。そうした時勢の中、コーヒーを処理するウォッシングステーショ
ンが必要になる事から、アブドゥル氏は、マラバ周辺エリアのコーヒーの特性や品質を活かすこと
ができ、わざわざ農園から遠く離れた場所にチェリーを運ばずに済むように、2011年からシンビ
・ウォッシングステーション設立に動き出します。
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シンビコーヒーで生産処理がされるコーヒーは、世界中に最高品質のフリーウォッシュドコーヒー
をもたらす事を掲げ、収穫地から近い立地の優位性と共に、マラバを中心に標高1760m前後
の生産環境のコンディションが近しい周辺エリアから収穫する事で、より高品質で安定したスペ
シャルティコーヒーを生産しています。
また、生産処理のプロセスにおいても同様に、収穫されたチェリーの品質を最大限に活かしきれ 
るように、工程ごとに発酵工程や選別、乾燥工程において品質基準を設けて管理にあたっていま
す。こうしてシンビコーヒーは、地域の風味特性を最大限に引き出した、最高のフリーウォッシュ
ドコーヒーを生み出し、COE受賞など多くの実績と高い評価を受けています。
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 また、生産処理のプロセスにおいても同様に、収穫されたチェリーの品質を最大限に活かしきれ
るように、工程ごとに発酵工程や選別、乾燥工程において品質基準を設けて管理にあたっています
 こうしてシンビコーヒーは、地域の風味特性を最大限に引き出した、最高のフリーウォッシュド
コーヒーを生み出し、COE受賞など多くの実績と高い評価を受けています。
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ジューシーなアシディティ、オレンジやグアバのようなフレーバーを感じました。バフのように鮮烈
な酸の印象とはまた違う、飲みごたえのあるルワンダコーヒーに感じます。甘く長く持続する余韻に
が非常好印象でした。

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by sarasa-kan | 2017-03-01 03:50 | *スペシャルティコーヒー

ボリビア ウィルフレッド・カストロ入荷

ボリビアコーヒー生産地は南ユンガス(タケシ)北ユンガス(カラナビ、コロイコ)に分けられ
ます。
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もともと ボリビアではアルティプラーノと呼ばれる、ラパス近郊の高原地帯がスペイン人
入植者によって開拓されました。そこは金、銀、すずなどの鉱山資源は豊富にありました
が、4000mに近い冷涼で過酷な環境は農業には適しませんでした。そこでアルティプラ
ーノの住民たちは、肥沃で気温も穏やかで過ごしやすいユンガス地域に「降りて」きました
先にコーヒー生産が栄えたのはタケシなど、ラパスに近い場所でしたが、よりコーヒーに適
したコロイコやカラナビに産業が移ってきました。そしてカラナビはボリビアコーヒーの首
都と呼ばれ、同国コーヒーの一大集散地となりました。
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カストロ氏もこのアルティプラーノに暮らしていた1人です。コーヒー生産の為に、この地に
家族親戚で移り住んだのが15年前。家族・兄弟でこの地を耕し、2008年COEでは兄弟のペ
ドロ・カストロ氏がCOE2位の栄冠に輝いた事が今でも一族の誇りです。カストロ氏もナシ
ョナルウィナーに選出経験があり、COE亡き後もこの地で生まれた4人の子供たちと奥さん
と共に高品質なコーヒー生産を目指し、スペシャルティコーヒーの生産に従事している数少
ない生産者です。
ジューシーで、ボリビアらしいオレンジやグレープフルーツを思わせるフレーバーとチョコ
レートのような甘さを感じるクオリティの高いコーヒーだと感じます。

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by sarasa-kan | 2016-08-09 03:57 | *スペシャルティコーヒー

ケニア・ギキリマファクトリー入荷

アフリカ大陸で第2位の標高を持つケニア山を含む世界遺産ケニア山国立公園と、多く
の野生動物を見ることのできるアバーディア国立公園の間にあるのがニエリ地区。ケニ
アの中でも高品質なコーヒーが生産されることで有名な高原地帯のニエリ地区にギキリ
マ農園はあります。
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生産処理においては、生産者が持ち込んだチェリーを、ハンドピックした後にパルピン
グ、発酵、水洗、ソーキングを経て、アフリカンヘッドで7日から15日間乾燥させるこ
とによって、ニエリ地方独特の、アップルのような明るい酸味とピーチのような甘味の
あるコーヒーが生まれます。またミルでは汚水の浄化に取り組み、環境にも配慮してい
ます。
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明るくフルーティな風味特性を感じます。カップもクリーンなため、熟度の高さを際立
って感じる事ができ、チョコレートのような甘さ、乳酸のようなアシディティが高い質
で感じやすいように思います。
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by sarasa-kan | 2016-08-08 09:24 | *スペシャルティコーヒー

エルサルバドル サンタ・エレナ JAS

サンタエレナ農園は、火山のある事で有名なサンタアナのパロ・デ・カンパーニャに農園
を構えています。サンタエレナ農園は長きにわたって国内でも指折りの農園として生産を
続けています。COEプログラムにも参加しています。サンタエレナ農園は、1930年台から
コーヒーの生産を始めました。
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サンタエレナは、長い時間を掛けて火山灰が積み重なった肥沃な土壌として知られていま
す。コーヒー生産において十分な養分が含まれている希少な自然の恵みによってこの土地
は成り立っています。そして、動植物の多様性に富んでいる事も、持続的な土地の強みと
なっています。
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サンタエレナのほとんどは、自然林として保全されています。農園の右隣はすぐに国立公
園となっております。その為コーヒーの生産プロセスは伝統的な方法のみとなり、インガ
を中心に60種ほどのシェイドツリーの下育てられています。
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非常に熟度が高く、蜂蜜を思わせる風味を感じました。また、明るさもありながらも酸と
のバランスも良く、万人に好まれるようなカップの印象を受けました。

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by sarasa-kan | 2016-04-05 05:42 | *スペシャルティコーヒー

ホンジュラス ラ・モンターニャ

2006年~2009年までCOEを受賞したラ・モンターニャ。コーヒー栽培からウェットミ
ル、ドライミルまで一貫して生産する事で高品質なコーヒーを生産しています。特に農
園内の自然環境にはこだわりを持ており、自然林を有し動植物の多様性を保ちながら
生産ができるように指導を受けながら生産に従事しています。施肥は年2回、有機肥
料のみを与えています。
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湿度の多いこの土地の気候条件の中では、病気も広がりやすい為、収穫量や衛生管理
土壌の栄養状態のコントロールには、他の農園以上に気を使っていると言います。ま
たタチアナ女史を代表に農園に従事するほとんどが女性で、12月から4月までの収穫
期を一丸となって乗り越えています。
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2012年のナショナルウィナーで取り扱ったこともあり、覚えていらっしゃる方もいる
かと思います。カップは、甘く滑らかでバランスに優れている点が非常に特徴的だと思
います。
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個人のカップ評価では、パイナップルのようなフレーバーと蜂蜜のような甘さが際立っ
て感じられたように思います。また、焙煎において豆が硬い印象を受けたのが、ホンジ
ュラスの豆の中でも意外に感じました。中深程度のバランスも良好だと思いますので、
好き嫌いなくバランスよく楽しめるのではないでしょうか。

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by sarasa-kan | 2016-03-28 05:04 | *スペシャルティコーヒー