沙羅茶館の歴史・1979年当時の雑誌が出て来ました

店の中を整理していたら、開店当時の沙羅茶館が紹介されてい
る、ある建築雑誌が出て来ました。開店してからもう34年も
たつのか・・としみじみ掲載されている雑誌のページをながめ
ていました。

店の設計は、札幌の建築家、倉本龍彦さんに頼み、店の案内状
やメニュー、マッチなどのデザインは倉本さんの奥様が担当し
てくれました。今ではすっかり有名になられた倉本さんの初期
の建築作品です。

当時は、2階が喫茶店、1階は焙煎室と住宅になっていました
周囲には建物らしきものは何も無く、寂しい場所でした。そん
な何も無い荒れ地の、僻地な場所に沙羅茶館はポッンと建って
いました。まだ住所表示も東鷹栖と呼ばれていた時代です。

今では周囲には、いろんな建物や遊技場まででき、すっかり店
が埋もれてしまいました。開店当初から来ていたお客様も、店
の場所が分からなくなり、通り過ぎてしまうくらいです。時代
は変わるものだと痛感しています。

喫茶のインテリアは、北欧スウエーデンの家具メーカーである
イノベーターの椅子や、大小のワイヤーボックスで統一され、
そこに花やグリーンを飾り、今思えば、当時としては、なかな
かおしゃれな店でした。

よく皆から、こんな場所で、食事も出さず、コーヒーだけで商
売ができるのかと、心配やご忠告もいただきましたが、今まで
何とか細々とでも、潰れずに営業してきました・・
自分では、カフェの原点はこんな店だと思ってもいます。

これからも、一人でも、沙羅茶館のコーヒーファンがいる限り
店は続けて行かなければいけないと、改めて思う今日この頃で
す。
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       写真は1980年発行「別冊商店建築・秀作喫茶店第2集」より
       雑誌も古くなり、写真も色あせていますがご勘弁を・・・
by sarasa-kan | 2012-08-30 05:03 | 沙羅茶館の歴史